My Fringe Festival Review

バンクーバーフリンジフェスティバル、今年はボランティアをしながら7つのショーを見ることができた。あっと言う間の2週間、私が見たショーのレビューを記録としてここに残そうと思う。

Yum/Yuck
ヨガについてユーモラスに、そして時に皮肉っぽく扱った作品。出演者は現役ヨガインストラクターであり、ショーが行われた会場もグランビル・アイランド内のヨガスタジオだった。

ヨガに通う生徒たちのステレオタイプやインストラクター間のやりとり等、ヨガ経験者であれば一度は聞いたことがあるような話を面白おかしくとりあげた内容で、ダンスあり、音楽あり、語りありのヨガ経験者・未経験者どちらも楽しめる演出が多々施されていた。

Jesus in Montana
フェスティバルでボランティアをしていると、他のボランティアを通じて面白いショーの噂が伝わってくる。このショーを見たのも、その口コミがきっかけだった。敬虔なキリスト教徒の家族の下で育った出演者が、神(キリスト教)を求めての旅に出て…という話。Apple社のスティーブ・ジョブスの製品発表を思い出させるようなパワーポイントのプレゼンテーション形式がコミカルな内容と見事にミスマッチしていて、何とも言えない雰囲気を醸していた。

archy and mehitabel
New York Evening Sun紙で1960年代に連載されていたコラム「archy and mehitabel」を元に書かれた作品。自称詩人のゴキブリと恋愛ばかりを気にしているノラネコの話。役者と証明、わずかな音響だけでゴキブリとノラネコを見事に描写していて、役者のエネルギーには特に圧倒された。

たくさんの美しい言い周し、詩的なそのセリフに酔いしれた作品。それに加え、ゴキブリとノラネコという設定がまた面白く、期待を裏切らなかった。

グランビル・アイランド外でのフリンジということもあり、私が行った際は観客はわずかであったのが残念。その後、他のショーでこの役者さんに出会い、彼もオフ・アイランドでの宣伝の難しさを訴えていた。

Bipolar Journey
躁鬱病に苦しむコメディアンの女性と、その夫の苦悩を描いた作品。女性は薬物に手を出してしまい、最終的に睡眠薬中毒で亡くなってしまう。(この結末があまりに典型的で、私はすきではないが)

この作品は私が今回見たものの中で唯一途中休憩があった。途中休憩のアナウンスは薬物ディーラー役の人が出てきて「今から15分休憩です。俺に用のある奴は裏に来てくれ。」といった感じで行われ、ショーのムードを崩さない工夫があった。

Phone Whore
現役コールガールの経験が元の作品で、電話をしてくるクライアントについて、またコールガールの現実生活をユーモアたっぷり、また時にシリアスに描いた作品。役者の女性は現役コールガールであり、それもあってか仕事(テレフォンsex)の様子はとても生生しい。

この日はとても疲れていて、ところどころ自分の記憶がないところがあり、それが無念。また見るチャンスがあったらぜひ見たい作品!

Under the Mango Tree
インドの村に住む一家の父がカナダに出稼ぎに出て、インドから父の迎えを待つ娘の話。役者の女性はとても才能豊かで、一人で全ての役(父、祖母、娘、その他の登場人物)を演じた。衣装を変えることなく、話し方や身振りだけでその役柄になりきり、われわれ観客もそれに引き込まれた。

移民の多くが夢見る「カナディアン・ドリーム」の裏と表を描き、それを本国から応援する娘の様子と村の伝統的な文化(お見合い結婚)に葛藤を感じる娘の様子を楽しく、歌あり、踊りありで表現した作品。

フェスティバルで見た中で、唯一涙を誘われた作品でもあった。

Species
ダンス作品。5人のダンサーによって地、生き物、風等が踊りによって表現される作品。コメディーやモノローグが多いフリンジの中では珍しい作品。経験豊かなダンサーによって表現される自然はとてもリアルで、しなやかかつ力強い動き一つ一つに目を奪われた。


うわさで聞いて、あるいはプログラムを読んで見たかったが見ることが出来なかった作品

  • Grim and Fischer
  • This is Cancer
  • The Progressive Polygamists
  • Whisky Bar
  • The Mad Hatter’s Tea Party
  • Things that never happen
  • You are not dead
  • フリンジフェスティバルは18日で終了したが、フェスティバル中に集めた投票をもとにPick of the Fringeが昨日から行われている。私の独断Pick of the FringeはUnder the Mango Tree。Pick of the Fringeレビューはまた次回。

    Advertisements